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介護職へ無資格で就職するのが無謀なわけ 資格なしで求人があるからといって介護スタッフは務まるのか?

介護職へ無資格で就職する無謀! 資格なしで求人があるからといって介護スタッフは務まるのか?|介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)

 

介護求人で「無資格・未経験OK!」といった募集は簡単に見つかります。
高齢化による人材不足の影響で介護職は無資格でも求人募集がたくさんあります。訪問介護を行うホームヘルパーや施設でお世話をする介護ヘルパーなどですね。パートだけではなく正社員の募集もさかんに行われています。

 

就職面だけを見ると「介護職は資格なしでも十分働ける職業なのかな?」と思いますよね。でも果たしてほんとに介護職は資格なしでも務まるものなのでしょうか?

 

ここでは無資格で介護職へ就く事の意味や資格なしで介護の世界へ就職することのデメリットについて紹介します。

無資格の介護職デビューが無謀な理由6つ

無資格の介護職デビューが無謀な理由6つ

 

「無資格・未経験OK!」と求人には書いてあるにもかかわらず、介護の現場で働く介護士、ヘルパーさん達の声は「資格なしなんて無謀」「初任者研修くらい取ってこいよ」と冷ややかです。ではなぜ介護職へ無資格で飛び込むのが「無謀」と言われなければいけないのか、その理由について紹介します。

1)現場が忙しすぎて教えてもらえない

「無資格でも働きながら学んでいけばいい、教えてもらえばいい」と考えているならその考えはちょっと甘いかもしれません。ヘルパーのお仕事は、人材不足ということを忘れてはいけません。つまり忙しいんです。

 

そんな忙しい現場なのに無資格で介護について何の知識もない新人を丁寧に教育してくれるような余裕はない、と思っておいたほうが良いです。実際にはそんな余裕のある介護現場はほとんどありません。

2)先輩スタッフの不満の矛先に

先輩介護スタッフの中には、「なんだよ、そんなことも知らないのかよ!」という不満でいっぱいの人もいるでしょう。不満が募れば職場で最も大切な人間関係も崩れてしまいます。

 

介護職は忙しく、先輩方がなかなか教えてくれないという悩みの相談はたくさんあります。職場の先輩に迷惑をかけない、という意味でも無資格で介護職に就く事はおすすめできません。

3)役に立たない→職場の人間関係が悪化

無資格でも介護職の求人がある理由は「人材不足」このひと言に尽きます。本当は有資格者を雇いたいんだけど人材不足だから泣く泣く募集しているわけですね。介護職の現場というものを理解するには一番理解しておかないといけないポイントです。

 

介護の現場に新しい人が入ってくるとき、「無資格者」であることがわかると正直みんなガッカリします。なぜなら無資格でできる仕事は非常に限られているからです。

 

基本的に直接介護、介助するような「身体介護」はできないと思ってください。そのため 介護ヘルパーとしての業務ではほとんど役に立ちません。

 

無資格でもできる仕事は主に生活援助と呼ばれるものの業務、お掃除や洗濯、衣服の整理や薬の受け取りなどのいわゆる雑用くらいです。資格なしで就職した場合、介護職というよりもお手伝いさんに近い仕事内容しかできず、現場で役に立つとは到底いえません。できる仕事が限られてるので当然、給料待遇の向上も期待できないでしょう。

 

実際の介護ヘルパーのお仕事は入浴や排泄・食事の介助・体位交換・清拭・車いす(ベッド)への移乗・就寝、起床の介助などヘビーなものも含め多岐にわたります。

 

先輩の方々がこのようにヘビーな業務を忙しく続ける中、無資格者の”居場所”はどんどん狭くなってくるのは想像に難しくないですよね。職場の人間関係を良好にするためにも初歩の介護資格(介護職員初任者研修)くらいは最低でも取って置きたいところです。

4)利用者とのトラブル(コミュ知識の不足)

無資格のデメリットはコミュニケーションの面でも影響があります。要介護者との人間関係でトラブルを起こさないためには専門的なコミュニケーションの知識が必要です。例えば、利用者のプライドを傷つけないための知識や視覚障害・聴覚紹介・認知症への理解です。利用者の障害や心情の理解なくして良好なコミュニケーションは築けません。また利用者のご家族の心情に対する配慮の知識も必要とされます。

 

こういった介護の基本知識は初歩の介護資格(介護職員初任者研修)のカリキュラムで学習します。利用者とのトラブルを避ける意味でも資格なしで介護職へ就く事はおすすめではありません。

5)知識がないからつらい→離職

介護職は全体で見ても離職率が高い職業だと言われていますが無資格だとさらに離職率が上がります。離職の理由はさまざまでしょうが、無資格で離職した方の口コミを見ると「利用者の気持ちが理解できない」「わからないから余計に辛い」というものが多く見られます。

 

介護サービスの利用者は耳が聞こえにくかったり目が見えにくかったり、軽度の認知症であったりそれぞれを理解した介助が必要です。特に認知症では時折暴力的になったり暴言をはかれたりということも珍しくありません。

 

なぜそんなひどいことを言うのかそのメカニズムを「理解」できているのといないのとでは精神的に受けるダメージが天と地ほど違います。自分自身の心が折れないためにも資格で基礎知識を学び「知識武装」しましょう。

6)働き出してからの取得は苦労倍増

もし、あなたが「まずは無資格で働いてみてから、必要だったら介護職員初任者研修を受けよう」と考えているなら、働きながらほんとに受講できる時間があるか?ちゃんと考えておきましょう。

 

働きながら受講となると、仕事と勉強の両立になります。さらにご家族がいるなら家庭の家事や子育ても一緒にやらないといけないですよね。

 

働き出してからの資格の取得はそういった時間的な負担があることも頭に入れて将来の計画を立てておきましょう。ただ、漠然と「無資格でも雇ってくれるから働いてみてから考えよう」と考えていると後々後悔することになりかねません。

最低でも取っておきたい資格「介護職員初任者研修」とは

最低でも取っておきたい資格「介護職員初任者研修」とは

 

介護職員初任者研修とは介護職の資格として無資格の人がまず最初に取得する資格です。この資格では介護職、いわゆるヘルパーさんとして働く上での基本知識が身につきます。

ホームヘルパー2級じゃないの?

ホームヘルパー2級は廃止され2013年4月の制度改正から介護職員初任者研修になりました。若干の変更はありますがホームヘルパー2級あまり変わりはありません。以前は訪問介護を想定とした内容でしたが改正後は施設介護も想定した内容になり、認知症に対する理解のボリュームが増えています。

短期コースなら約1ヶ月で脱!無資格

初任者研修を取得するには土日コースや夜間コース、短期コースなどがあり短期コースの場合だと約1ヶ月で取得できます。残りの土日コースや夜間コースでは約4ヶ月というのがひとつの目安になります。

返金制度も充実


介護職員初任者研修の講座費用は一般的なもので6万円前後、となっています。ですが今では様々な資格取得支援が広がっていて返金制度も充実しています。

就職したら全額返金

民間スクールの受講者特典です。自社施設や提携施設への就職で費用の全額を返金してもらえる制度。返金特典があるスクールとないスクールがあるのでパンフレット等で確認しましょう。

 

【関連記事】>見逃し厳禁!各校独自の「割引き特典」とは

費用の20%を還元「教育給付金制度」

ハローワークへの申請で費用の一部が返金される制度です。雇用保険の加入期間が1年以上(制度利用したことがある人は3年以上)など受給条件があります。

 

また、厚生労働大臣に認可された「教育訓練給付制度の指定講座」であることも条件となっています。よくわからないという方は近くのハローワークへと問い合わせれば自分が受給対象者かどうか教えてくれます。

無職なら無料で取得も可

無職であることが条件になりますがハローワークから「求職者支援訓練」「公共職業訓練」といったものを利用すれば無料で資格を取ることもできます。
ただ、ハローワークならではのデメリットもあるため、無料だから絶対お得、というわけでもありません

 

【関連記事】>ハローワーク講座のデメリット

勉強が苦手でも問題なし

介護職員初任者研修は勉強が苦手な方でも問題なく取得できる資格です。

 

カリキュラムの終わりに1時間ほどの簡単な修了試験がありますが、ほぼ100%の方が合格している「確認試験」的な位置づけのものなので勉強が苦手な方でも心配はいりません。
ただ、授業中に居眠りしているような不真面目な人はそれまでに落とされるので「まじめに取り組む姿勢」は求められます。

 

【関連記事】>修了試験の合格率、難易度

勉強の内容 カリキュラム

カリキュラムでは職務の理解から始まり安全対策や尊厳の保持・介護の倫理・コミュニケーション技術・老化、生涯、認知症の理解・移動、移乗介護の知識などを勉強します。

 

初任者研修のカリキュラムは全10科目、合計130時間
130時間の内40.5時間は通信形式で自宅学習が可能です。通学が必要なのは残りの約90時間分(全日制で約15日間)になります。

 

科目 通信形式(自宅学習)
でも可能な部分
合計時間
1.職務の理解 0時間 6時間
2.介護における尊厳の保持・自立支援 7.5時間 9時間
3.介護の基本 3時間 6時間
4.介護・福祉サービスの理解と医療の連携 7.5時間 9時間
5.介護におけるコミュニケーション技術 3時間 6時間
6.老化の理解 3時間 6時間
7.認知症の理解 3時間 6時間
8.生涯の理解 1.5時間 3時間
9.こころとからだのしくみと生活支援技術 12時間 75時間
10..振り返り 0時間 4時間
合計 40.5時間 130時間

 

無資格とは雲泥の差!介護職の基礎が身につく

介護職員初任者研修の最大のメリットは、介護の基礎知識が身につき介護に対する身構え、心構えができるところです。また、この資格は今後介護福祉士 → 認定介護福祉士へのキャリアアップにも役立ちます。

 

飲食店で働いたり、どこかの商社で働くにしても、仕事相手は自分と同じくらい体が自由になるという人が多いのではないでしょうか。普通に話ができて、常識を共有できるような関係です。しかし介護職は普通のお仕事とは相手にする人が違います。自分よりも体が不自由な人を相手に仕事をします。相手の立場になって考えるのは、なかなか難しいものです。

 

自分でトイレに行けるという常識、自分の手で食事ができるという常識は、介護職にはありません。口でいうのは簡単ですが、それを実際にやってみると難しいですよね。コミュニケーションが上手く取れない人を介護したり、介護する人の生活や命までもが自分の手に乗ってきます。

 

だから喜びもあるのですが、大変さを理解するために介護職員初任者研修はあります。そして、介護の仕方の基礎が学べ身につくことから、無資格の劣等感なく自身を持って介護職としてのスタートが気持よく切れます。

初任者研修を取得して気持よく介護職のスタートを

初任者研修を取得して気持よく介護職のスタートを

 

ここまで読んでくれたあなたなら「無資格だって就職先はいくらでもある」「現場で教わるから介護は資格なしでもOK」なんて考えは間違いだということがおわかりですよね。

 

前述のように介護の現場は忙しくて教える余裕なんてなかなかありません。無資格でも就職には困らないから大丈夫というのは全く現場とはかけ離れた考え方ということがご理解いただけたと思います。

 

資格を取得するには時間と労力、お金もかかります。ですがあなたが「介護職で働く」と決めたなら初任者研修の資格を取ることは今後大きなメリットになります。無資格ではなく資格を持っているからこそ胸を張って介護ヘルパーとして職場デビューできます。

 

ぜひ初任差研修を取得して気持よく介護職のスタートを切ってくださいね。

 

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改名で間違いワードが続出

ホームヘルパー2級から介護職員初任者研修へと改名され「覚えにくい」「難しい」との声が多くなりました。確かに覚えづらい感は否めませんね。
ここへ訪れる方も未だにホームヘルパー2級で検索されている方やその他、間違ったワードで訪れる方が跡を絶たちません。

よく間違われるワード

介護福祉士初任者研修・介護ヘルパー2級・介護ヘルパー初任者研修・介護初任者研修・介護職初任者研修・初任者研修・・・など


実はホームヘルパー2級の時も正式名称は「訪問介護員2級養成研修課程」という少々覚えにくいものでした。呼び名は「ホームヘルパー2級」でも履歴書へ書くときはこの正式名称を記入していたわけです。


介護職員初任者研修になってからはホームヘルパー2級という呼び名そのものが無くなってしまいました。呼び名は「介護職員初任者研修」、履歴書へ書くときは正式名称の介護職員初任者研修課程(修了)と記載します。


間違いワードは情報収集の妨げになる事もあるので正しい「介護職員初任者研修」という名前を覚えておきましょう。


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