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徘徊(はいかい)

徘徊とは、認知症患者に見られる行動のひとつで、家の中や外を歩き回る行動を指します。徘徊は、認知症の多動という症状から起こるもので、本来行きたい行き先を探していたり、探している途中で探している事柄そのものを忘れてしまうのが原因です。認知症では疲れるという感覚も鈍るため、かなり長い時間歩き続けるケースが見られます。

排泄介助(はいせつかいじょ)

排泄介助(はいせつかいじょ)とは、排泄機能に障害があるなど、ひとりで排泄の動作が難しい人の手助けを行うことで、トイレへの誘導や、排泄の手伝い、おむつ交換などをいいます。高齢者の場合、排泄機能は徐々に失われることが多く、声かけのみでトイレに行き排泄できる自立の段階から、トイレやベッドでおむつ交換する全介助の段階までさまざまです。その人の状況を観察分析し、ケアの目標を立てることが重要です。

排尿障害(はいにょうしょうがい)

排尿障害とは、何らかの原因で排尿に関して困難が発生している状態をいいます。正常な排尿状態は、300〜400ml尿がたまると尿意を感じるものの、ある程度我慢ができ、意図すればいつでも排尿でき、特別な努力を要さない状態とされます。回数や量の多寡や、自分の意思でのコントロールが難しいといった困難がある状態は、すべて排尿障害といえます。

パーキンソン病(ぱーきんそんびょう)

パーキンソン病とは、厚生労働省の「特定疾患」のひとつで、脳が出す運動の指令がうまく伝わらないため、からだをなめらかに動かせなくなる病気です。主な症状は「手足が震える(振戦)」「筋肉がこわばる(筋萎縮)」「動きが遅い(無動)」「バランスがとりづらい(姿勢反射障害)」の4つです。基本は薬物療法を行い、食事療法や生活療法などのリハビリテーションを合わせて行うことが重要です。

白内障(はくないしょう)

白内障とは、水晶体が年齢とともに白く濁って視力が低下する病気です。視界が全体的にかすむ、視力が低下する、光をまぶしく感じるといった症状が代表的です。白内障は、加齢のほか全身疾患に合併して起こります。症状は、通常透明な水晶体が白く濁った結果、集めた光が眼底に届かなくなることによります。進行を抑えるために点眼治療を行うことや、進行した際は外科的手術も有効です。

バリアフリー(ばりあふりー、Barrier free)

バリアフリーとは、障害者や高齢者など社会的弱者にとって生活の支障となる障壁を取り除き、安全かつ住みやすい社会をつくるための施策や、具体的に障害を取り除いた状態を指す用語です。また、物理的な整備だけでなく、価値観に対するバリアフリー化も必要です。なにをバリア(障壁)と感じるかは人それぞれなので、当事者のニーズに合わせた検討が求められます。

反射性尿失禁(はんしゃせいにょうしっきん)

反射性尿失禁とは、自分の意思とは無関係に反射神経の作用で膀胱が収縮し、尿がもれる症状をいいます。反射性尿失禁は、脊髄損傷や脳障害が原因で感覚神経に障害が起き、大脳まで尿意を伝えられなくなった結果、物理的に十分な尿が膀胱に貯まっているのにもかかわらず、大脳が尿意を感じられなくなることによります。

ピック症(ぴっくしょう)

ピック症とは、前頭側頭葉型認知症のひとつで、40〜60代の比較的若い年代の発症が多い若年性認知症です。ピック症は、理解不能な行動や性格の変化、万引きなどの反社会的行動を取ることが特徴に挙げられます。ピック症では、主に前頭葉、側頭葉前方に委縮が見られ、アルツハイマーに比べ、比較的記憶が保たれ、もの忘れがない点が大きな違いです。現在、ピック病に対して有効な薬はまだ開発されていません。

筆談(ひつだん)

筆談とは、音を発するのでなく、互いに文字を書くことでコミュニケーションする手段のことをいいます。筆談は、主に、耳の不自由な人や声を出すことができない人のコミュニケーション手段として用いられます。 筆談のツールでは、筆談専用の器具のほか、携帯電話やタブレット端末なども活用されています。手や指の筋肉が弱まり筆談も難しい場合には、文字盤やカードを活用する方法も取られています。

ひまわりサービス(ひまわりさーびす)

ひまわりサービスとは、日本郵便が行う、在宅福祉サービスです。ひまわりサービスでは、地域の自治体や社会福祉協議会などと協議のうえ、過疎地域の高齢者に声かけや郵便物などの集荷サービスなどを無償で行うほか、自治体から委託をうけ、高齢者の生活状況の確認、図書館の本や日用品の配達、廃棄物の不法投棄がないかの確認などを行っています。

ヒヤリハット活動(ひやりはっとかつどう)

ヒヤリハット活動とは、工場や医療、通学路などの現場で行われる活動のひとつです。「ヒヤリ・ハット」とは、災害や事故に直結してもおかしくない、災害や事故一歩手前の事例をいいます。これらは大事に至らなかったためにすぐ忘れられがちだが、個人個人が経験したヒヤリ・ハットの情報をもちより、蓄積・共有することで、重大な災害や事故の発生を未然に防止する活動が行われます。

日和見感染(ひよりみかんせん)

日和見感染とは、一般的に健康な人には感染症を起こさないような微生物が原因となる感染症のことをいいます。日和見感染は、病気などで免疫力が低下した場合起こることが多いため、体力を維持して免疫力を保つことが大切です。また、免疫不全症やがんの治療を受けている患者も免疫機能が低下することで日和見感染が起こりやすいため、病原菌の排除や感染経路の遮断も必要です。

腹圧性尿失禁(ふくあつせいにょうしっきん)

腹圧性尿失禁とは、くしゃみや大笑いをした時などお腹に圧力がかかった際に尿漏れを起こす病気です。腹圧性尿失禁は、膀胱を支える骨盤底筋や尿道括約筋の力が弱まったことで、尿道の締りがわるくなることで起こります。腹圧性尿失禁の予防は、骨盤底筋を鍛えることや、便秘や肥満を予防することが効果的です。腹圧性尿失禁は、女性に多く見られます。

福祉移送サービス(ふくしいそうさーびす)

福祉移送サービスとは、ひとりでは公共交通機関の利用が難しい、障害を持つ人や介護を受ける人を対象とした移送サービスです。福祉移送サービスでは、リフト付車両やストレッチャーを装着した車両などを使い、利用者の居宅と施設や医療機関などを運搬する支援を行います。福祉移送サービスは、各施設が送迎として行うほか、地方公共団体や民間企業、団体などでも行っています。

福祉人材センター(ふくしじんざいせんたー)

福祉人材センターとは、社会福祉分野で働く人材確保を目的に設置されたセンターです。福祉人材センターには、各都道府県で設置するものと、全国社会福祉協議会に設置されている中央福祉人材センターがあります。福祉人材センターでは、福祉の仕事や就職活動に関する情報提供や相談、人材育成のほか、福祉従事者の人材確保に関する相談なども受け付けています。

福祉用具専門相談員(ふくしようぐせんもんそうだんいん)

福祉用具専門相談員とは、介護保険を使い福祉用具を利用する時、利用者や家族の要望に合わせ、状況にあった福祉用具の選び方や使い方の相談を受けたり、用具の調整などを行う専門職です。福祉用具専門相談員は、介護保険の指定を受けた福祉用具貸与・販売事業所に2名以上の配置が義務付けられています。

福祉用具プランナー(ふくしようぐプランナー)

福祉用具プランナーとは、高齢者や障害者が福祉用具を使う時に、利用者に対し適切な福祉用具の選びかたや使い方を指導する、福祉用具の専門家の資格です。福祉用具に関連した業務に一定の期間従事した経験をふまえ、特定の研修を受講することが求められます。福祉用具プランナーは、テクノエイド協会が提唱する民間資格です。

福祉用具法(ふくしようぐほう)

福祉用具法とは、平成5年10月に施行された「福祉用具の研究開発及び普及の促進に関する法律」の略称です。
福祉用具法は、高齢者や障がい者が、家庭や住み慣れた地域で自立して社会参加できるよう、福祉用具の研究開発や普及のための基盤整備を行うことと、利用者の個別ニーズに合わせた福祉用具を普及することを目的として制定されました。

服薬管理(ふくやくかんり)

服薬管理とは、処方された医薬品の服用法を管理する医療行為を指します。具体的には、薬の在庫管理や服薬指導、薬の調整が挙げられます。服薬管理の背景には飲み忘れや飲み間違いが多く見られますが、単なるミスだけでなく、医師や薬剤師の指示を正しく理解していなかったり、病気を認めたくない、薬物治療への無関心、服薬の妨げとなる嚥下障害などが原因のこともあります。

浮腫(ふしゅ)

浮腫とは、むくみともいい、何らかの原因で体液の量のバランスが崩れ、血液中の水分(細胞外液・間質液)が過剰に増え皮膚の下にたまった状態のことをいいます。浮腫のあるところを押さえつけてあとが残る浮腫(圧痕浮腫)と、あとが残らず弾性がある浮腫(非圧痕浮腫)があり、全身に起きたものか局所的なものかを判断する必要があります。

ブドウ球菌感染症(ぶどうきゅうきんかんせんしょう)

ブドウ球菌感染症とは、細菌の一種であるブドウ球菌によって引き起こされる感染症の総称です。ブドウ球菌自体は人間の鼻や皮膚、口の中などにいて、ふだんは無害ですが、人間の免疫力が低下したり皮膚に傷があると、体内へ侵入し、感染症を引き起こします。皮膚炎や食中毒のほか、血流に侵入すると、肺炎や心内膜症や骨髄炎などを引き起こすおそれもあります。

保健福祉事業(ほけんふくしじぎょう)

保健福祉事業とは、介護保険の第1号保険料(65歳以上が対象)を財源とした、市町村が独自に実施できるサービスのことをいいます。保険福祉事業は、要介護・要支援と認定された人だけでなく、被保険者全体を対象として行われるものです。保健福祉事業は、介護保険の制度では不足するサービスを補完することを目的とし、各市町村で条例を定め、実施するものです。

訪問栄養指導(ほうもんえいようしどう)

訪問栄養指導とは、介護を必要としながら通院などが困難な人を対象に、医師の指示のもと、管理栄養士が定期的に自宅訪問し、療養上必要な栄養や食事の管理などについて行う指導をさします。訪問栄養指導の内容は、食事摂取量や栄養状態のチェックをはじめ、食生活プランの作成や介護食器、介護用食品の紹介なども行います。

訪問介護員(ほうもんかいごいん)

訪問介護員とは、訪問介護サービスの利用者宅を訪問し、食事や入浴、排泄などの介助を行うほか、日常生活の世話を行うことで、利用者の在宅生活を支える役割をいいます。訪問介護員は、ホームヘルパーとも呼ばれます。訪問介護員は、介護職員初任者研修や実務者研修の修了者のほか、介護福祉士などが当たります。

訪問介護計画(ほうもんかいごけいかく)

訪問介護計画とは、介護支援専門員(ケアマネジャー)が、訪問介護サービスの事業者が、利用者と家族に面接しながら作成する計画をいいます。介護保険制度では、利用者本人と家族の状況や希望に基づき、ケアプラン(居宅サービス計画)を立てます。訪問介護計画では、そのケアプランにもとづき、サービスごとに標準時間を見積もり、担当ヘルパーや目標、具体的なサービス内容や時間などを記載します。

訪問看護(ほうもんかんご)

訪問看護とは、看護師などが利用者の居宅を訪問して行う看護(療養上の世話、必要な診療補助)です。訪問看護では、主治医の指示を受けながら、さまざまな職種と協働しながら看護に加え、健康状態のアセスメントや日常生活、心理的な支援を行います。これにより、病気や障がいがあっても、住み慣れた地域や自宅で最期まで暮らせるように支援する機能です。

訪問看護計画(ほうもんかんごけいかく)

訪問看護計画とは、訪問看護にあたり主治医の指示に従って作られた計画書です。訪問看護を行う組織は、利用者の主治医の訪問看護指示書に基づき、病状の経過や介護の状況、処置内容、処置に必要とした衛生材料の使用量などを訪問計画書に記載します。計画に基づき看護を行った結果は報告書にまとめ、主治医に提出します。

訪問入浴介護(ほうもんにゅうよくかいご)

訪問入浴介護とは、介護保険が提供するサービスで、浴槽を積んだ入浴車が利用者の居宅を訪れ、介護職員と看護職員が入浴の介護を行うものです。要介護1以上の認定を受けた人が対象となり、全身浴のほか、部分浴や清拭、体温、血圧、脈拍などの測定を行います。訪問入浴介護により、入浴にともなう家族の負担が軽減されるのが特長です。

訪問リハビリテーション(ほうもんりはびりてーしょん)

訪問リハビリテーションとは、リハビリテーションの専門家が、実際に介護を必要とする人の居宅を訪問し、リハビリテーションの観点から療養に必要な指導を行うことをいいます。訪問リハビリテーションでは、本人の症状や自宅構造、家族の介護状況を考慮しながら、実際の生活の場で行える介助のしかたや訓練方法、環境整備について指導が行われます。

ホームドクター

ホームドクターとは、日ごろ、病気や怪我の時にいちばん最初に相談する、かかりつけの医者のことをいいます。ホームドクターは、患者個人の病気や生活全体を把握することで、大きな病気などの際、患者の事前の状況や服薬内容を大病院に申し送ることで、診断や治療をスムーズに進めることができるほか、症状の軽い時期を長期・総合的に診ることに特化します。

ホスピス

ホスピスとは、終末期の医療や看護(ターミナルケア)を行う施設のことや、自宅で行うターミナルケアそのものを指します。ホスピスでは、抗がん剤などの延命治療ではなく、肉体的痛みの緩和や精神的苦痛の軽減をはかることで、クオリティオブライフ(Quality of Life、人生の質)を高めるサポートを行います。ホスピスの入院料は1日単位で診療報酬点数が定められた定額制です。(2014年4月現在)

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